南海高野線「金剛駅」より バス停「今熊」徒歩10分 「ふれあいスポーツ広場前」徒歩4分 大阪狭山市にある脳神経外科 あさだ脳神経外科クリニック

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もの忘れと認知症

年をとれば誰もが物覚えが悪くなったり、人の名前を忘れてしまうことがありますが、これらは脳の老化によるものです。
しかし、認知症によるもの忘れは老化より速いスピードで進みます。
認知症の場合、進行すると、体験したことをまるごと忘れてしまい、ヒントがあっても思い出すことができなくなります。

もの忘れと認知症

青信号のもの忘れ(良性健忘)加齢によるもの忘れ

「テレビに映った俳優の名前が思い出せない。」
「買い物に行ったが、1つうっかり買い忘れた。」
「文章を書いていて、漢字が思い出せずよく辞書を引く。」
「出来事の一部を思い出せない。」

黄色信号のもの忘れ(イエローカード)軽度認知障害(MCI)

「ちょっと前の個人的体験を忘れる。」
「会話中に同じ話を何度も繰り返す。」
「言葉の意味がわからなくなってしまう(お茶入れて^ お茶ってなに?)」

赤信号のもの忘れ(レッドカード)認知症

「自分の年齢がわからない。」
「身内の人、隣近所の人との人間関係がわからなくなってしまう。」

当院で出来る検査の案内

① MMSE(ミニメンタルステート検査)とは

MMSEとは、「Mini Mental State Examination(ミニメンタルステート検査)」の略語です。
1975年にアメリカのフォルスタイン夫妻が開発したもので世界中で最も多く用いられている認知症の検査です。
2006年に、公益財団法人脳血管研究所教授・杉下守弘先生による日本語版が作成されてから日本でも広く使われるようになりました。MMSEは特にアルツハイマー型認知症の疑いがある場合に多く用いられています。
ただし、アルツハイマー型以外の認知症のスクリーニング検査としても有効です。

No設問内容点数
1日時等に関する見当識5点
2場所に関する見当識5点
3言葉の記銘3点
4計算問題5点
5言葉の遅延再生3点
6物品呼称2点
7復唱1点
8口頭での3段階命令3点
9書字の理解、指示1点
10自発書字1点
11図形の描写1点
合計
  • 全問正解で30点
  • 27点以下は軽度認知障害(MCI)の疑いがあり
  • 23点以は認知症の疑いあり

② VSRAD® はどのような検査?

MRI画像を用いた「脳萎縮」の評価支援システム

VSRAD®(ブイエスラド®)は、Voxel-based Specific Regional Analysis system for atrophy Detectionの略で、画像データの特定領域を解析し、萎縮の程度を評価支援するシステムです*2。MRIで撮影した頭部の画像データが用いられ、脳の「海馬傍回(かいばぼうかい)」と「背側脳幹(はいそくのうかん)」という領域をコンピュータで解析します*3。VSRAD® にあらかじめ実装された54~86歳の健常な男女80名の脳画像データと比較することで、萎縮の程度を客観的な数値で示します*2。海馬傍回は非常に小さな領域のため、目視で確認するのは困難とされていましたが、VSRAD® の登場により確認できるようになりました*3。
ただし、VSRAD® はアルツハイマー型認知症の診断を行うものではなく、脳萎縮の度合いを客観的に評価することによって診断の補助を行うシステムです。症状や経過、他の検査結果などと合わせて総合的に診断することが重要になります。

VSRADの説明図

Access アクセス

あさだ脳神経外科クリニック

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    16:00~19:00

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